腸内異常の症状-胃の痛み


胃が痛くなる原因の一つはこの消化器に分泌される酸によるものです。この酸はこの消化器にはいってきた食べ物を消化するために分泌する液で、食べ物と混ぜ合わせて、混じっている細菌などを殺して、腸へ3~6時間かけて送り出す作用をします。

ですから、食後の痛みが起きるのはここに潰瘍ができているの疑いがあります。空腹時に痛みが起きる場合は、十二指腸潰瘍で、分泌された酸が薄まることなく十二指腸へ流れ込んだ時におきます。逆流性食道炎は酸が、食道に逆流した時に置き、胸やけを感じます。以上が酸のために「痛い」と感じる場合で、一緒に現れる症状によって、自己診断の方法の一つとなります。

この消化器で痛みを感じるのは、酸以外にもストレスによる場合があります。人はストレスを感じると交感神経が働きますが、交感神経が働くとそのバランスを取るために副交感神経がはたらき、その結果、この消化器で酸の分泌が激しくなり、痛みを感じることになります。その時の酸の流れ方によって、この消化器か十二指腸か食道か自分で見分ける事が出来ます。

少ないケースですが、アニサキスという寄生虫による痛みが起きる場合があります。これは、サバやイカの体内で幼虫になるもので、人に寄生するとこの消化器の壁を破ろうとして痛みが起こります。もし、アニサキスが寄生していると分かれば病院で内視鏡で取り除いてもらいましょう。