腸内異常の症状-下痢


下痢にはいろいろな原因が考えられるので、それに応じた改善法が必要です。
まず考えられるのが、精神的なストレスによって自律神経系のバランスがくずれ、胃腸の働きに乱れが生じている場合です。
慢性的に症状が出ているケースでは過敏性腸症候群の可能性が高く、特徴として、検査しても異常がない、下痢と便秘を交互に繰り返す、一日に何回も下痢を起こす、などが挙げられます。

精神的なストレスが原因になっている場合には、精神科などの医療機関で心理療法を受ける、自律訓練法など個人で精神的に不安定な状態を解消し、ストレスの原因となっているものを取り除くことが対処法として考えられます。
次に推測されるのが、食べすぎ、アルコールの大量摂取、不規則な睡眠による生活習慣が原因になっているケースです。
脂質の多いもの、つめたい飲料、香辛料やコーヒーを控えることやヨーグルトなど乳酸菌を含む食物を摂取し腸内環境を整え、十分な睡眠をとり、規則正しい生活を心掛けることが有効です。

また、整腸剤を使用して腸内環境を整える方法もありますが、乳糖不耐症など牛乳によって下痢が引き起こされる可能性がある場合には、牛乳に含まれる成分があるものは避けることが賢明です。