癌は早期発見と早期治療で完治できる病気です。
いかに早く身体の違和感や慢性的な症状に気づくかが大切になるのですが、大腸がんの場合は便秘や下痢、血便などのお通じの異常で初期症状をみることができます。
大腸がんは大腸の中でも罹患する部位によって結腸がんと直腸がんなどに分かれます。
血便が出る状態は癌が進行し、潜血となって便に出る状態であり、早期の治療が必要なサインです。
また、関連痛としては腰の痛みもあります。
大腸の裏側にあたる背中に痛みがあるようであれば、腰痛と同時に大腸がんなどの内臓疾患のサインとしてもみることが大切です。
進行度によって5年生存率に差が表れ、進行がんの段階では生存確率も下がります。
お通じは毎日のことなので、気になる症状が出始めたら、それも長期に続くようであれば精密検査を受けることです。
大腸がんの検査技術も進み、大腸内視鏡検査や便潜血検査などで早期発見できます。
大腸がんの治療症状も組織深部の細胞がどれだけ癌化しているかによりますが、粘膜の表層での進行であれば、内視鏡による切除などで完治も可能で、罹患部位や進行度に合わせて抗ガン剤を使用し、再発を防ぐために放射線治療も加わります。
粘膜下層までは早期がんにあたりますが、それ以降になる進行度も上がり、リンパ節への転移も進む段階になります。
それだけに粘膜部の段階で治療ができるかが治療症状のポイントです。